半夏生に”たこ”を食べる?意味や由来を解説!うどんを食べる地域も

「もうすぐ半夏生だから、”たこ”をどう料理しようかな~」

…ふとしたときの友人のその一言に、驚いたのは私だけではなかったはず!

「半夏生にたこ?!そんな風習聞いたことないけど、本当にあるの?」


 

あまりに普通のことのように話すので、今更…の状態で聞くことも出来ず、家に帰ってひっそりと調べました(;’∀’)

  • 半夏生にタコ!どんな由来があるの?
  • うどんを食べる人もいる?
  • そもそも半夏生ってなに?
そんなこんなの疑問に、先に調べた私がお答えします!

 

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半夏生に「たこ」を食べる意味・由来とは!

半夏生でタコを食べる風習があるのは、主に関西地方や近畿地方です。

とは言え、大阪出身の私の家ではそんな風習はなかったのですが…(謎)


なぜタコなのかというと、

「たこの8本の足のようにしっかりと根を張るように」という説が最も有力です。

ほかにも、たこの吸盤を実りに例えたりする説もあるそうですが、こちらはあまり聞きませんね。

 

 

半夏生にタコと農業との関係

とくにこの半夏生にたこを食べる風習をはじめたのは農業に順ずる人々です。

農業をしている人たちは季節を知り、日中ひたすらに重労働をしなければなりませんでした。


 

実はたこは、栄養価が高く低カロリーであり、さまざまな病気の予防にもつながるという側面があります。

体が資本である農業に順ずる人々にとって、疲労回復や体を健康に保つためにもぴったりだったというわけなんですね。

さらに腹持ちもよく食べ方も豊富・保存しやすいというあたりでも好まれたのではないでしょうか。

暑い時期の「酢だこ」なんかは今でもよく食べられますし、健康にもとっても良いことで知られていますね。

 

半夏生に「うどん」を食べる意味・由来とは!

半夏生にたこを食べる理由はまあ分かったとして、うどんを食べる地域もあります。

うどんを食べる風習がある地域は、たこを食べる地域よりもさらに狭く、うどんといえばおなじみの“香川県”ではじまった風習です。

全然香川県に縁もゆかりもないのにうどんを食べていた…という人は、実は先祖をたどると香川県の人かもしれませんよ。


 

半夏生にうどん!の意味と由来

さて、この”うどん”はどういう意味や由来があるのかということですが、たこよりも単純明快な答えがそこにはありました。

その答えとは…

「うどんを振舞っていた」です(笑)

「無事収穫できたことを祝って(感謝して)、収穫した小麦でうどんを打って食べた」という説もあるのですが、

定着していった理由としては、

香川県(とくに讃岐地方)で半夏生の時期になると、農作業を手伝ってくれた方などに「うどんを振舞っていた」という説が有力です。

 

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そもそも半夏生とは?

たこやうどんを食べる理由は分かりましたが、そもそも半夏生の意味や由来を正しくご存知でしょうか?

ここで念のために確認しておいてください♪

半夏生とは、いわゆる雑節(ざっせつ)のひとつで、季節の変わり目に名前をつけたものです。

半夏生という名前の由来は植物で、半夏というサトイモ科の「烏柄杓(からすしゃくやく)」という名の薬草が生える時期だからということだそうです。

また半夏生という名の毒草が花を咲かせる時期であり、そのさまが半分だけ化粧をしているようであるからだともいわれています。


(画像:半夏生)

 

半夏生とは!こういう日

  • 梅雨の終わり頃
  • 田植えを終わらせておく時期
  • 夏至から数えて11日目(から5日間)
  • 半夏生の間は農家はお休み
また、“物忌み(ものいみ)”の日としても意味があります。


物忌みとは、簡単に言ってしまうと【言い伝えや祟り】みたいなもので、

それを回避するために、外出を控えたり食べ物や飲み物に制限があったり、お供え物やお祓いをしたりということなんですね。

 

地方によっては、

  • 化け物が出る
  • 田植えをすると収穫が減る
  • 怪奇なことが起こり、それに遭遇すると死ぬ
などという言い伝えがありますが、その真偽は定かではありません。

 

現代においては、まとまった休みを取ることで心身ともに養生すべきということを考え、実施してきていたのでは?ともいわれています。

なんとも不思議な半夏生ですが、ほかにも気になる話があったので紹介しておきますね。

 
野菜に毒が入る

これも言い伝えの一種かもしれませんが、半夏生の間に収穫した野菜には毒が入っているという話です。

その間は野菜を食べない・お休みするといった慣わしがあることから、これもつながっていると考えるのが妥当ですね。

 
井戸をふさぐ

 

昔の飲料水といえば井戸水なのですが、半夏生の間はその井戸にふたをするというのが当たり前でした。

5日分の井戸水を汲むなんて、考えただけで大変そうです…。

これも理由は“毒”で、これは空から毒が降ると考えられたために始まったことではないかといわれています。

 

半夏生!意外と奥が深い?!

聞いたことはあったけど詳しくは知らなかった半夏生のあれやこれ、いかがでしたか?

関西・近畿地方では「たこ」、香川県では「うどん」ですが、福井県などでは「さば」を食べる風習もあるそうです。


 

丸ごと一匹焼いて家族全員で食べるというもので、当時としては高価だったサバを、滋養強壮贅沢のために買い求め食べるというものだったそうです。

1人1匹さばを食べるというのは、現代で言うと1人1匹天然のトラフグを食べるくらいの出費だったんでしょうね。

調べてみるとかなり地域性があり、奥深い「半夏生」の風習。

私のように、今まで半夏生の風習がなかった…という方も、

今年の半夏生には「たこ」「うどん」「さば」食べてみるのも良いかもしれませんね。

ちなみに関東地方では、新小麦で餅を作ってお供えしたりするところもあるそうですよ!

 

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